常緑低木は一年中緑がある上、高さもある植物であるため、雑草への光りを遮断する上で大きな戦力になることは間違いない。また庭を立体的に見せてくれる優れた植物たちでもある。ここでは我が家で植えている常緑低木を雑草対策への効果と合わせて紹介する。ぜひ参考にしてほしい。
目次
常緑低木で雑草の命の源・光りを遮断させろ!!
常緑低木を植えまくって雑草対策を試みることにした。
ロータス・ヒルスタスで雑草対策
購入時のロータスヒルスタスはとても小さく、低木としての高さに若干不安があったものの、たった一年で見違えるほどでかく成長してくれた。背丈も50センチぐらいはあるだろうか。光を遮るどころか雑草が生えていても、その高さから雑草が気になることは今の所ない。植えてから2年目春時点では予想外に反して期待通りの結果を残してくれている。このまま理想の庭に貢献してほしい。
ゴールデンウィーク明けにもなるとサイズはさらに大きくなり前後左右1メートル級にまで成長する。たとえ雑草が生えていてもこのサイズを突き抜けてくることはほとんどないだろう。ロータス・ヒルスタスのが植えてある部分では、雑草も目立つことはないようだ。さすがロータス・ヒルスタスだ。
カルーナで雑草対策
我が家のカルーナは成長がおそい。というか遅すぎる。写真は植えてから1年半年になるがノンビリ成長している。花も咲かないのでこんなものなのかと疑問を持ち始めしまう。そのため雑草対策といっても、高さはないし周りに広がる様子もないため、現時点ではまったく役に立っていない状態。今年はどうなるか様子見というところではあるが、期待した結果が出ない場合は引っこ抜くことも検討する必要がありそうだ。写真は2年目年春時点。
エリカで雑草対策
可愛らしい花をたくさん咲かせてくれる低木。日当たりがよければドンドン背丈が伸びる。我が家のエリカも1年で30センチぐらい伸びた。雑草対策としてどれだけ効果があるかは、これから進化が問われることだろう。ちなみに日当たりが悪いと全くと言っていいほど成長しないので、植える場所に気をつけてほしい。写真は植えてから2年目年春時点の写真。
プロカンベンスナナで雑草対策
この強そうな枝に一目ぼれし購入。妻からの評価はイマイチ。妻はどうやらコニファーが嫌なようだ。こいつは放射線状に伸びるということだが、とてもゆっくり成長するようで、この1年で成長したのかどうか不明。特に枯れる様子もなく、どっしりとしている。だが昨年夏はスギナが間から生えていた。おそるべしスギナ。今年も生えてくるのだろうか。ただ雑草に侵食されて枯れることは無さそうだ。写真は植えてから2年目春時点
ラインゴールドで雑草対策
なかなか丸々していて個人的に大変好みである。写真でもわかる通り、周りには雑草が生えているがラインゴールド自体は侵食されていないことがわかる。成長も一年経てば若干伸びているなと感じる程度の成長スピードなので、頻繁に剪定が必要になることは無さそうだ。写真は植えてから2年目春時点。
ヤブコウジで雑草対策
写真は植えてから約一年と半年で、2年目春時点の写真である。グランドカバーとして紹介されていることが多かったため期待して庭に植えてみたのだが、広がっていく様子は全くなく周りは隙間だらけ。なので今では庭のアクセントぐらいの存在でしかない。雑草対策の効果はほとんどなく、スギナに埋もれてしまうそんな植物だ。
4月下旬では予想通りの結果になっている。隙間からスギナが生えまくっている。やはり力不足は否めない。
ローズマリーで雑草対策
我が家には数本ローズマリーを植えて雑草対策をしている。すぐに大きくなるので雑草対策用植物としての戦力は申し分ない。上記の写真は昨年の伸び方が気に入らなかったローズマリーを場所を植え替えて根元まで剪定したもの。とりあえず、こいつの成長を観察していこうと思う。
オージースノーブッシュで雑草対策
約1メートルの高になる常緑低木で、しかも雪が降り積もったような花を咲かせてくれるということで我が家の庭に参戦させた。早く成長して雑草を押しのけてほしい。
フッキソウで雑草対策
雑草は日陰であっても余裕で生えてくれるので、庭の北側の雑草対策としてフッキソウを採用している。日当たりは悪いが写真のように生き生き成長している。もう少し成長してくれると嬉しいのだが、2年目春時点では、まだまだ雑草対策としては弱々しいサイズだ。
下の写真は4月下旬頃の様子だが、やはり面積がない分、雑草を退けることは難しそうだ。
アルストロメリアで雑草対策
私の予想に反して成長する。しかも冬でも若干花が咲いているので大変心強い。高さも40センチくらいはあるだろうか、モサモサと成長してくれるため、雑草対策として大変貢献してくれている。こいつは本当にオススメだ。花束にも採用されるほどの花なので、是非庭に植えてみると良い。写真2年目初春時点の写真。
アキシラリスで雑草対策
我が家のアキシラリスは見た目が貧弱すぎる上、色も悪いなんてもんじゃない。しかも隙間だらけで成長も遅い。一年と半年でこんな感じではそろそろ引退させようか検討しているところだ。写真は初春時点の写真。
ナンテンで雑草対策
日当たりが悪いところでは全く成長しなかったが、春頃に日当たりの良い場所に植え替えたところ、写真のサイズまで一気に伸びた。葉っぱも力強く、冬でも落葉しなかったので雑草対策として大変期待できる。写真は植えてから2年目春時点の写真。
オタクフク南天で雑草対策
冬になると葉っぱが赤くなって見た目もグッド。今の所サイズも申し分ないので雑草対策として今年は活躍してくれるにちがいない。写真は植えてから2年目の初春時点の写真。
エレモフィラで雑草対策(2015年夏)
うーん。春先での見た目はとても貧弱だな。どこまで成長してくれるか疑問。高さはあるのでもう少しモサモサしてくれると雑草対策として役に立つと思うのだが。写真は2年目の春時点の写真。
ラベンダーで雑草対策(2015年春)
まあ低木としては悪くない。それなりの高さにはなるし広がりも見せてくれているので、雑草対策用植物として期待しているところだ。植えた年は植えたばかりということもあり、サイズも小さかったため雑草対策としては力不足だった。写真は植えてから2年目の初春時点の写真。
ブルーデージーで雑草対策(2015年夏)
植えた年でもなかなか茎が硬く育ち、しかも夏ごろになると一気に枝が伸びるので花が咲き終わる秋頃には剪定をしてしまった。剪定した理由は茎が伸びた姿があまり美しくなかったからであるが、最初の1年目はこんなものだったのかもしれない。今後はぜひ綺麗に伸びてほしいと思う。写真は植えてから2年目春時点の写真。
5月ごろになるとスギナに囲まれてしまっていた。雑草対策用としてはまだまだ力不足感は否めない。ただ綺麗な花を咲かせてくれる植物なので、どんどん成長して花を咲かせつつ、雑草もやっつけてほしいところだ。
ユキノシタで雑草対策
ホームセンターで購入する際に通りすがりのおばちゃんが、『ユキノシタは成長が早く、あっという間に手がつけられなくなるよ』とアドバイスを頂いたので、1ポットだけ購入して半日陰の場所に植えてみた。すると全く成長しない。今にも朽ち果てそうになっている。しかもすごいことに、この状態が一年半年続いている。どうやら日当たりが悪いと全く成長しないようだ。写真は初春時点の写真。
梅雨前に枯れてしまった。繁殖力が強い聞いて雑草対策として活躍してくれると思っていたのだが、我が家のユキノシタは残念ながらしっかりと根付かなかったようだ。
低木は庭に表情を出してくれる素晴らしい植物である。
完全に主観となるが、低木は庭木の下やブロックの間、通路の端といった所に植えてみると、庭に驚くほど表情が出来て庭造りが本当に楽しくなる。私の場合、雑草対策として植え始めてみたが、実は何度も場所を植え替えていたりもする。この低木はこちらの下草と一緒ではどうかとか、この石の間に植えてみてはどうかなど、考え始めたらきりがなく、低木の成長に合わせて場所をどんどん変えたくなってしまう。そのぐらい庭の表情を変えてくれる楽しい植物なので、これから庭造りを検討している方は、ぜひ低木も庭に埋めて庭造りを楽しんでほしい。ついでに雑草対策にもなれば、まさに一石二鳥である。
また、植物が増えてくると庭の様子を観察することが楽しみになる。春になると植物達が一斉に元気になり、日々違った成長を見せてくれるようになる。花が咲いたり、芽が出てきたりと庭を観察することがとても楽しみになり、自分の気持ちもそれだけで嬉しくなる。全く植物に興味がなかった私がこんなにもガーデニングを楽しめる人間になるとは正直考えもしなかった。これからも色々な植物を育てて、その結果をこのブログで紹介していきたい。ぜひ参考にしてほしい。
その他の植物での雑草対策
ここで紹介した植物以外にも、雑草対策として活用している植物がたくさんあるので是非参考にしてみて下さい。