引っ越してきた当初は、玄関周りしか外溝工事をしていなかったので、その後外構業者さんに頼んで綺麗にしてもらった、とりあえず木を20本ぐらい植えて、後は自分たちで下草アレンジを楽しめるようにしてもらうことで、基本的な庭の枠組みと理想の庭造りへの下準備が出来上がった。これからは試行錯誤しながら下草や低木を植えて、楽しく庭造りをしていくつもりであった。
だがしかし、そんな理想の庭造りを徹底的に邪魔してくる奴が現れたのだ。それが、
雑草だぁァぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
それは庭をめちゃくちゃにしてくれる植物。夢のマイホーム購入、そして素敵なお庭、そんな素敵なお庭でコーヒーでも飲めたらそれはなんて素敵なことでしょう。綺麗な植物に囲まれ、まるでドラマのワンシーンのようなシチュエーション。そんな夢を一瞬にして叩きのめしてくれるのが雑草である。真夏になると毎週毎週土日は雑草を抜く作業に追われ、雨なんか降ろうものなら次の日はスギナの嵐。素敵なお庭どころではない。癒しが憎しみに変わる。どうしてくれようか、彼奴らを。
目次
理想の庭を求めると雑草との戦いの日々になる。
庭を持つと誰でもまず頭を悩ますことになるのが雑草対策。人によっては除草剤で雑草を蹴散らしている人たちもいる。だが私は綺麗な植物に囲まれているそんな素敵なお庭で、バーベキューや木漏れ日の下で昼寝なんてのを夢見ている。だから除草剤を使用せずになんとか理想の庭造りができないか試行錯誤している。しかし除草剤を使用しないとなると、毎年雑草との戦いにもなることは必須だ。ここをどう効率化し、癒しの庭造りができるか考えいく。
このページは私が実際に実践していることを時間の経過と共に紹介していく。これから庭造りを考えている人たちにとっても参考になるはずだ。ぜひ参考にして頂き、理想の庭造りを目指して欲しい。
それではまず、我が家で春に生えてくる雑草達を紹介しよう。
右下の写真はつくしである。子供達に大変人気のある可愛らしい植物。だがこいつは左下の写真スギナと一体化しているとっても恐ろしい植物であることを知っているだろうか。間違っても子供達がつくしを庭に持ち込もうもんなら、数日後の庭にはスギナの嵐となることを忘れてはいけない。
癒しの庭造り開始(2015年)
雑草対策として下草を植えまくったが、やはり雑草の代表各であるスギナとの戦いの日々は終わらなかった。下草で雑草との戦いの日々は
を参考にしてほしい。下草による雑草撃退作戦を遂行し続けたが、やはりわずかな隙間があろうものなら、そこから雑草がニョキニョキ生えてくる。下草だけでは雑草にはどうやら勝てないようだ。ならばどうすれば良いか。そして考えた。
雑草は水土光の3条件が揃うと生えてくる。
雑草は水+土+光の3条件が揃っているところであればどこでも生えてくる。水は雨があるし土は庭なら当然あるため、無くすことはできない。ならば光を遮る作戦を立案し、実行すれば雑草抑制になるはずだ。防草シートという案もあるが、素敵なお庭でバーベキュー、ドラマのようなワンシーンの庭というポリシーから大きく外れることになるので、その案は問答無用で却下。
それならば、低木を植えて雑草への光を少しでも遮断する方法を試みることにした。低木で雑草の光りを遮断する戦いの日々は
を参考にしてほしい。また、雑草相手ばかりの植物ではなく、理想の庭造りをする上で、一年草や多年草・宿根草といった多種多様な植物も植えていく必要もある。それらの植物についても記録しているのでぜひ参考にしてみてほしい。
『多年草にも挑戦。目指せ素敵な庭造り!!雑草対策にもなるか?』
そして、色々な植物を組み合わせながら雑草対策を試みたが、雑草はわずかな隙間でも光があれば生えてくるらしく、
雑草は完全には撲滅できない。
と結論付けた。それを裏付ける写真を撮ったのでぜひ見て欲しい。
恐るべしスギナ。しかもここは庭ではないぞ。
このように雑草はどこにでも生えてくる最強の植物であること痛感した。諦めるしかないのか。
しかし、雑草を放置すると庭が見苦しくなるので、撲滅が無理なら雑草と共存する仕組みを検討する必要があると考えた。来年(2016年)は雑草との共存について考えていこうと決め、この年の雑草との戦いは終了。来年に持ち越すことになった。
雑草との共存について考える。(2016年)
今年は雑草との共存について研究しながら庭造りにチャレンジしていきたい。
4月上旬頃
4月上旬の庭の状況はこんな感じだ。
昨年植えた植物たちは今年になって本領を発揮し始めたようだ。昨年とは比較にならないほど大きく成長し、規模を拡大してくれている。これにより成長著しい植物たちは見事に雑草を跳ね除けている。
しかも気づいたことがある。低木が密集していると
雑草が生えていてもさほど気にならないかもしれない。
だがこれは初春での話。雑草が本領発揮するのはこれからだ。
4月下旬頃
4月下旬になり、スギナも本領を発揮してきた。下草や小低木が手薄なところは無法地帯となっている。
植物を植えていても、わずかな隙間があれば雲霞の如く湧いてくる。
う〜ん。雑草と共存するとなると、相当心が広くないとできない気がしてきた。このまま放置したらせっかく植えた植物が侵食されそうで怖いわぁ。
ゴールデンウィーク
そしてゴールデンウィークでは目も当てられないほどスギナが目立ってしまった。どうやら雑草対策用として植えた植物達ではスギナには太刀打ちできないのかもしれない。写真は家の北側だ。
いや、ギボウシやローダンセマムはスギナに負けていない。ヒューケラもやられかけてはいるが、それはまだサイズが小さいからだ。もう直ぐ勝てるサイズにまで成長するはずだ。
いずれにせよ見苦しいことこの上ないので、雑草は人間の手で一掃することにしよう。
ジャーン!
綺麗になった。こうやってみるとまだまだ雑草が生えてくる隙間が多いので、もう少し雑草対策用植物を植えたほうがよさそうだ。
こちらもひどい状況だ。もともと植物を植えていなかったこともあってスギナばかりだ。精神的に耐えられない。
こちらも人間の手で一掃しよう。
どうだ!
ふ〜。なかなか疲れますなぁ。どうやら目の前のデルフィニウムではスギナに勝てないようだ。むしろスギナに埋もれてしまっていた。こちらはもっと植物達で守り固める必要がありそうだ。
そして次だ。こちらは我が家のスタメンである大型ヒューケラ&ギボウシ地帯だ。
う〜ん。まあまあ健闘している感じだろうか。もう少し援軍を呼び寄せる必要がありそうだ。とりあえず雑草は除去しておこう。
雑草がないって素晴らしい。こうやってみるとやはり隙間が多いのでグランドカバー等で覆ったほうが良いかもしれない。
ちなみクリーピングタイムは雑草相手になかなか健闘しているぞ。
モコモコしてきた。フッキソウまで飲み込みそうな勢いだ。
雑草でも共存できる綺麗な雑草達もいる。
以下の写真を見て欲しい。
う〜ん、とても素敵だ。個人的な見解となるが、植木の根元付近でこの雑草はなかなか和を演出できているのではないだろうか。勝手に生えてきているが下草で攻め固める必要はなさそうだ。こんな雑草ばかりなら庭造りも楽になるのだが。
その他の植物での雑草対策
ここで紹介した植物以外にも、雑草対策として活用している植物がたくさんあるので是非参考にしてみて下さい。