家は大き方が良いというのは嘘なんでしょうか?
嘘です!
キッパリ言えます。
家に限って言わせてもらうと、家が大きい方が良いという考えは間違いです。
自分が家を建てたことで、この理由が良く分かるようになりました。
目次
家が大きいことによるデメリット
大は小を兼ねるとは良く言いますが、家のサイズに限っては必要最小限のサイズで建てるべきです。
なぜなら以下のようなデメリットがあるかです。
- 無駄に建築費用が高くなる。だったらその分は立地条件の良い土地にお金をかけるべき。
- 掃除が大変。共働き夫婦の場合はマジで重要なポイントになる。建坪30の家の掃除でさえ夫婦2人で丸一日かかります。奥さんが専業主婦で毎日掃除ができるのであれば、勝手に掃除しておいてぇ〜で良いのかもしれませんが、それでも大変であることは間違いありません。
- 無駄に部屋が余っていると、第3者が転がり込んでくる可能性があること。例えば両親。同居したくない夫婦にとっては最優先事項。
家のサイズを決定する上での重要なポイント
最大何人まで住む予定があるのかがとても重要です。
これをよく考えて設計しないと、後から後悔することになります。
じゃあ、どのくらいのサイズなら良いんだよ?
我が家は最大で4人家族を想定して建坪30の家を建てました。
(現在は夫婦2人、乳幼児1人)
正直4人家族であればこの程度で十分です。3人なら、ここまでのサイズは必要ありません。
ハウスメーカーの営業マンから
『あなたの年収ならこれぐらいの大きな家が建てられますよ!!』
と言われ、嬉しくなって契約しないようにしましょう。
実際、このような営業をしてくる営業マンは結構します。
家の最適サイズは?
ここでは筆者が実践した部屋の必要性や各部屋のサイズの決め方について説明していきます。
でかい家なんかいらないけど、でも狭すぎて使いにくい家にはしたくないって方は是非参考にして頂ければと思います。
削減する部屋やスペースはここ
夫婦の部屋は寝室だけ。書斎とかマジ不要!
夫婦の部屋はリビングで十分です。
旦那の書斎とかマジいらない。
机が欲しけりゃリビングの一角に造作家具で作れば十分。(我が家がそうなっている)
よってそこの奥さん!!
夫・旦那が書斎が欲しいと言ってきたら黙らせましょう。
静かでなければ出来ない仕事なんてありません。
会社の仕事はうるさい中でやっています。
旦那が事務次官とかなら話は別ですが、どうせ筆者のような只のサラリーマンですよね。
それならば書斎は不要でしょう。
子供部屋は4.5畳で十分
子供部屋はさすがに必要です。
中学生にもなれば自分の部屋は必要になるでしょう。
1人1部屋は準備してあげた方が良いです。
ただ広くする必要は全くありません。
1人あたり4.5畳で十分です。
ベット + 机 + 洋服棚 + 本棚1つ。
筆者の実家がそうでしたので身をもって経験済みです。
テレビの設置スペースとか不要です。
引きこもりの元です。
無駄に快適にする必要はありません。
それに子供は最短で大学入学と同時に1人暮しを始めることもあるので、その場合は中学生から高校卒業までたったの6年しかその部屋の需要がありません。
よって広く設計する必要はないでしょう。
高校卒業後は帰省時に寝れる程度のスペースがあれば十分です。
結婚して子連れで帰省するときもでも4.5畳あれば十分寝れます。
畳コーナー
不要です。
色んなハウスメーカーで畳コーナーを提案してきますが、和室でないのであれば不要です。
なんに使いますかそのスペース?
和室であっても言うほど昼寝しませんよ。
『赤ちゃんがいると畳コーナーとかあった方が良いよねぇ〜!』
赤ちゃんがいると一緒にゴロゴロしたいのでそんな発想も出てきますが、結局ベビーマットを敷くことになります。
汚れますから。
日当たりが良い保障もありません。
住宅展示場の畳コーナーは日当たりが良いから良く見えるのです。
広げるスペースはここだ!
夫婦の寝室
と言っても無駄に広げるのではなく、ベットが2つおけるスペースと、2つおいたベッドを中央にして、両サイドが歩けるスペース程度の広さです。
ダブルベッドにすればもう少し部屋のサイズを抑えることができますが、ダブルベッドは快眠の妨げになります。
寝る人に振動を与えず、2人目が布団に入れるは嘘です。
どんなベッドでも100%揺れます。
自分で確認済み。
共働きの睡眠は重要です。
お互いの睡眠を妨げないようには配慮が必要です。
よって2つのベッドが入れるぐらいまでのサイズを寝室では確保すべきです。
風呂
1坪ではなく1.25坪。詳細は以下の記事を参考にしてください。
洗面室
大人2人が同時に鏡を見ながらドライヤーで髪が乾かせるぐらいのスペースは設けましょう。
よく既製品を使った1人分のスペースの家を見かけますが、とっても使いづらい上に、混み合う時間は朝と相場が決まっています。
共働き夫婦なら尚更ですよね。
女性の朝もここから始まることを考えると、化粧ができるぐらいのスペースは確保してあげるべきです。
そうすれば別途ドレッサーを購入する必要や、それを設置するスペースも必要なくなります。
洗面室は造作家具で作りましょう。
洗面室はお金をかけて作るべき部屋です。
脱衣室
何を置きます?
洗濯機やタオル類や着た服を入れるカゴや掃除道具類なんかでしょうか?
これだけで結構スペースが必要になります。
たまに洗濯機の上に収納できるような棚をホームセンターで見かけますが、それが必要ない程度の収納スペースを確保できる大きさで設計しましょう。
脱衣室が狭いとムレの元です。ゴミゴミしていて、さらに狭いと掃除がしにくいですし、通気性が悪いとカビが発生しやすくなるからです。
脱衣室が狭く窮屈ですと、それだけで気持ち的に貧乏くさくなります。
脱衣室は心を豊かにする上で、結構重要は場所です。
生活がモロに出る部屋となるので脱衣室は少し余裕があるぐらいの広さにするべきです。
リビングダイニング
家族団欒の場所ですね。
無駄に広げる必要はありませんが、ご飯を食べるテーブルを置くスペースや、ソファに座りながら家族全員でテレビが観れるスペースは最低限欲しいですね。
居心地が良い部屋にしておけば自然と家族全員がこの部屋に集まってくるようになるはずです。
窮屈にならないように余裕を持ってスペースを確保しましょう。
リビングとダイニングを別々の部屋にしなければ結構なスペースを確保できるはずです。
玄関
これすごい重要です。
玄関が狭いと物が溢れかえると玄関になる可能性があります。
玄関は靴以外にも色々置いたりしますよね。
傘とかホウキとか脱いだコートを変える場所とかバスケットボールとか。
脱衣室と同じで、玄関も窮屈ですととっても貧乏くさく、出入りも順番待ちになるなど良いことありません。
来客者にとっても良いイメージを与えづらくなります。
収納棚を取り付けた上で、2人同時に座りながら靴が履けるスペースは確保すべきです。
収納棚の隠し方はこちらの記事を参考にしてみてください。
キッチン
これは大きさというようりは炊事してくれる奥さんの意見を最優先で作りましょう。
理由は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
我が家は4人家族(現在は3人)を想定してますが、上述した内容で建坪30の家を建てて満足しています。
ただこれだけのサイズでも掃除はとても大変です。
床を拭くだけで2時間ぐらいかかります。
このほかにトイレや風呂やキッチンなんかを掃除するとそれだけで半日潰れます。
それが苦にならない人ならば大きい家でも良いと思いますが、休日はゆっくりしたいとか、お出かけしたいなんて人は家を無駄に大きく作らないようにしましょう。
手間も時間もお金もかかりますからね。
その他の家作りの注意点
私が経験して学んだ家作りの注意点を以下のカテゴリでまとめているので、これから家を建てようと考えている方達は是非参考にしてみてほしい。