最近は屋根の上に太陽光発電を設置している家がたくさんあるけど、何のために太陽光発電を設置しているのでしょうか?
エコのためと思うなら話は終了です。是非取り付けてください。
電気代がお得になるから?
あらかじめ言っておきますが、試算してどちらが得かなんて議論している時点でその差額なんて誤差の範囲です。悩むだけ時間の無駄でしょう。
私は注文住宅で家を建てましたが、太陽光発電は真っ先に不採用にしました。その理由を記載したいと思います。
目次
設置する初期投資額以上の費用対効果を見込めないから
初期投資額って200万円ぐらいしますよ。もしかすると今はもっと安いのかもしれませんが、びっくりするぐらい高いですよね。電気代で200万円分て一体何年分ぐらいになるんでしょうか?
日中に誰もいない共働き夫婦の我が家で月々で平均すると約8千円ぐらいですから、単純に計算しても約21年分にあたります。
果たしてこれってお得なんでしょうか?21年分も電気代を先に先行投資する意味ってあるのでしょうか?
この試算により、色々な仮説を立て電気代がお得になるという話は絶対にウソだと判断しました。その仮説は大きく2つあります。
- 販売業者が言う初期投資額を回収できる期間は、現在の電気代でのおおよその試算であって、電力自由化による影響を全く加味していません。今後電気代は各社の競争により間違いなく下がっていきます。10数年後に初期投資額が回収できますという話は営業トークであり騙されてはいけません。間違いなく試算以上の年数が掛かるでしょう。
- 仮に10数年後に回収できたとしても、回収できる頃には間違いなく太陽光発電システムのメンテナンス費用が発生します。パネル自体は頑丈でも、コンデンサー等の交換が間違いなく発生します。定期点検やメンテナンス費用って一体いくらするんでしょうね?ネットで検索するば、結構な値段でランニングコストが発生することが分かると思います。
以上のことにより、私が考えた結論は、
太陽発電を取り付けても支出は大きく変わらない。
です。
特になるかのような広告を見かけますが、電気代がかからなくなった家なんて周りの人にいます?ネットで検索しても、そんな書き込みは見たことがありません。むしろどちらが良いかというような質問ばかりで、この手の質問が多い時点で明確にお得になる根拠が無い良い証拠ですよね。
こういった事実が上記2点を裏付けています。
無駄にメンテナンスを気にする必要があるから
太陽光発電を取り付ける場合とそうで無い場合で、コストに差が無いのであれば、
エコな分取り付けた方が良いじゃん!
と思いそうですが、地球環境的には良くても、心理面では全くエコにはなりません。
住宅に危機を取り付ける以上、必ず取り付けた機器のメンテナンスが発生します。永久に壊れない設備はありません。そのうえ不具合が発生しようもんなら、それだけで不愉快になります。
契約時の説明通りに発電しなかったらムカつきませんか?業者への連絡や状況説明だけでも手間ですし、修理コストが発生したら余計ムカつきますよね。当然修理の日は立ち合いが必要になるでしょうし、貴重な時間がこの設備のせいで失われることになります。
定期点検も同様ですね。せっかくの休日に立ち合いが必要になるかもしれません。
共働き夫婦の休日はとても貴重なのに。
3年もすれば、さらに低コストで高効率な太陽光発電が発売される
設備は常に進化します。買い替えが気軽にできるスマホならば問題ないでしょうが、住宅設備は家を建て替えなければ、ずっと使い続けることになります。つまり、時代のニーズに合わない低効率な製品になっていくことは間違いありません。
上述した通り、電気代が下がっていく傾向になる中、旧設備は初期投資額を鑑みると非常に非効率に製品になっていきます。
もっと効率の良い太陽光発電以外の製品も世に出ているかもしれませんしね。
古い旧型製品をメンテナンスして使用していきますか?それとも10年後20年後にまた高額な金額で最新の設備を導入しますか?
あきらかに無駄
でしょう。。
太陽光発電を設置しない分、その費用を他に割りあてることができるようになるから
だって初期費用がく200万円ですよ。住宅の基礎に関わる部分に費用を割りあてる方が、よっぽど快適な家作りができるはずです。
我が家は造作家具を増やしてみたり、部屋の坪数を増やす費用に回しました。
200万円高い土地を見てみましょう。良い土地がいっぱい見つかるはずです。
よって高額な太陽光発電に初期投資するほど無駄な使い方は無いでしょうね。
もっし設置を悩んでいるのであれば、悩む程度の費用対効果しか見込めていないわけです。その分の設置費用を他に回す方がよっぽど効率的で快適な注文住宅が作れると思います。
まとめ
200万円でもっと良い家作りを目指しましょう。
あっ!でも電気代は毎月発生しますよ。そこは忘れないように。
その他の家作りの注意点
私が経験して学んだ家作りの注意点を以下のカテゴリでまとめているので、これから家を建てようと考えている方達は是非参考にしてみてほしい。